いまアツく激しく注目すべき、山梨のアーティストとこれから。
AKIBOY
AKIBOY、誕生から参上。
まず第一、私は音楽に詳しくない。
楽譜も読めないし楽器も演奏できない。
何よりラッパーを名乗っているにも関わらず未だに作品を世に出していない。
音楽がテーマの新連載に私が選ばれたことが実は不思議で仕方がない。
ただせっかく頂いた機会をみすみす手離そうものなら、心の中のもったいないばあさんが出てきて私を叱りつけるだろう。
叱られるのは嫌だし未知の挑戦は新しい自分を生み出すチャンスであると信じているので少しだけ自身について綴ってみようと思う。

私はAKIBOY、今年で27歳。
ラップとの出会いはちょうど10年前。勉強はてんでダメ、スポーツは好きだが結果は出ず、特にこれといった趣味もない、女好きのだらしない高校2年生。
ある日、出席番号が一つ前のHくんとトイレでたわいもない話をしていた時のこと。
細かい流れまでは覚えていないが、とりあえず「ラップしようよ」と半ば強引に誘われ、スマホで「ビート」を流し突如彼は「フリースタイルラップ」を始めました。
ノリと好奇心で生きていた私は聞いたこともない、もちろんやったことのないラップというやつを見よう見まねでやってみました。
その後、当時流行っていたラップバトルの動画や彼が好んで聴いていた曲、ビート、界隈で使われている言葉の意味などを教わり、自分でも調べるようになり少しずつその世界にハマっていきました。
そこから8年、ただのラップ好き少年として時間は流れました。
何度か曲を作ろうと試みましたが、一度も形になることはありませんでした。
次々と仕事を変え、住む場所を変えのフーテン生活。いい出会いや体験を楽しんでいたものの紆余曲折に心が参ってしまった私は25歳を目前に一度実家に戻ることにしました。
それから少し経った頃、幼なじみから『いい加減お前の曲を聞かせてくれ』と一言。
ここでやらなきゃ何かが終わると思いました。

誕生日直前。
機材はなかったのでiPhoneと純正のイヤホンで何とか1曲目を録音。
この世に生まれ四半世紀、AKIBOYとしての道が始まりました。そこからは面白いように出会いが連続し、仲間や曲も少しずつ増え、LIVEもするようになりました。
偶然といいますか宇宙のいたずらといいますか本当に人生は面白いです。
今は清里のサウナ屋’88PEAKES’に勤めながら日常やぶっ飛んだ人たちからの刺激をもらい日々精進し生きることを楽しんでいます。
正直、明確な目標は全然思いつきません。
もちろんお金は稼ぎたい。
だけど、それよりももっと、“歓喜”とか“みなぎるチカラ”みたいなものを追求していたい。
「うわ!今のまじやばい!」みたいな。
自分でも気づいていなかった感情とか視座に触れる感触、それが周りにも伝染していく感覚、そんな不思議体験の中毒者としてこれからますます自分らしく生きていこうと思っています。
知人の皆様、これから出会う数多くの仲間たち、今後とも私AKIBOYをよろしくお願い申し上げますラブ。
2026年2月3日に作品を出します、Instagram是非チェックしててくださいピース。